補聴器相談Q&A
Q1 補聴器は耳鼻科で作ったほうがいいの?
補聴器はメガネと違ってまだ制度が完成していないので、街のメガネ屋さんや家電量販店、通信販売などでも購入でき、購入後のアフターケアも謳っているようです。
補聴器選びで大事なのは、購入前の調整です。耳鼻科ではまず患者さんの聴力を検査し、生活環境や身体レベルに合った機種を見つけて調整し、試しに使います。1~2週間ずつ何種類かを貸し出して使ってみていただき、ぴったり合うものを見つけます。
補聴器は面倒がらずに時間をかけて、ご自身が使いこなせる補聴器を耳鼻科で購入し、耳鼻科医のもとで管理して使用することをお勧めします。
Q2 補聴器をつくるまでの手順は?
1、問診と聞こえの検査をします。↓

2、補聴器を着けるための詳しい検査を行い、診断と説明をします。↓

3、補聴器を選び、調整し、補聴器を着けて聞こえの検査をしたうえで、1~2週間補聴器を貸し出します。言語聴覚士、認定補聴器技能者が補聴器を選定・調整します。↓

4、補聴器が有効に使えているかを確認し、使用する補聴器を決め、購入となります。 (有効に聴こえていない場合は、3に戻って別の機種を試します)↓

5、着用後の1回目の診察をします。 こうして、問題がないことがわかったら、以降は定期的な診察で聴力検査と補聴器の管理を行います。
*なお、補聴器は聴力障害で障害者手帳をお持ちの方は補助金が出ますが、諸条件があるので居住の自治体にあらかじめお問い合わせください。

Q3 補聴器は保険が効きますか?
Q4 耳の中に入れるタイプの補聴器が欲しいのだけれど…
A 使うシーンや身体レベルに合わせて選ぶのが賢明です。
補聴器は患者さんのニーズに合わせてさまざまなタイプがあります。目立たないということで耳の中に入れるタイプは人気ですが、メリット、デメリットを知って、耳鼻科医と相談のうえ、お選びください。
なお、通販などで買える集音器と補聴器はまったく別ものです。
補聴器と集音器の違いはご存じですか?詳しくは耳鼻科院内報”みみこちゃん通信”補聴器と集音器の違い(PDF)をご覧ください。
聴覚外来を拡充しました。
補聴器を使った聴覚リハビリで、補聴器を使いこなして、100年ライフを豊かに生きていただきたい...
聞こえの心配はありませんか?
難聴の予防、診断、聴覚リハビリ、補聴器フィッティングのケアまで、詳しくは耳鼻科院内報”みみこちゃん通信”補聴器・聴力検査特別号(PDF)をご覧ください。